新しい教材「ミュージック・プレイ」について―①
新しい教材「ミュージック・プレイ」について―①
新しい教材「ミュージック・プレイ」は、
「ヨッシー佐藤先生」という素晴らしいプロのミュージシャンが作られた、科学的にも、実体験的にも実証済みの素晴らしい教材です。
この教材を導入して、レッスンを始めました!!
1.ミュージックプレイのコンセプト
・子どもたちにとっては「あそび」感覚でありながら、しっかりした教育学的アプローチが なされているため、総合的な音楽能力が養われる
・譜読みだけでなく、作曲、即興演奏、リスニング、アンサンブルといったアクティビティが 含まれるため、子どもたちの様々な能力が養われる
・プロの演奏家が、プロの演奏に必要な要素を逆算し、ピアノの導入期に必要な内容が 含まれている
2.ミュージックプレイで生徒さんたちに養われる力
・創造力、想像力
・問題解決処理能力
・リスニング力
・コミュニケーション能力
・協調性
・俯瞰力、客観性
・エンターテイメント力
3.なぜピアノのレッスンに作曲が必要なのか?
そもそもベートーベンの時代では、作曲指導が行われていた。
ベートーベンの弟子であるツェルニーも作曲を行い、ツェルニーの弟子であるフランツリ ストも作曲を行い、
即興演奏、アンサンブル(オーケストラ)を行っていた。
自分自身が作曲をすることで、他の人の曲の作り方に関心が生まれる。
結果、どのような作り方をしているか?という譜読みの仕方になるので、
譜読みに関する 関心度が高まり、譜読みが楽しくなる。
結果、譜読みが得意になり、譜読みが早くなる。
4.ピアノのレッスンに即興演奏が必要な理由
即興演奏は、クラシック音楽の基本
ベートーベンも、弟子のツェルニーも、その弟子のフランツリストも即興演奏の大家で あった
即興演奏が存在する理由はシンプル
音階を自在にコントロールできるようになり、自分が求めているメロディーを作り出すた め
即興演奏を繰り返し行うことで、音階1音1音がコードに対してどのような意味を持つか を経験則で学んでいけるから
5.ピアノのレッスンにアンサンブルが必要な理由
クラシックの音楽家たちは、普通にアンサンブルを行い、アンサンブルのための曲を作っ た。
たとえば、ピアノ以外にバイオリンの演奏など
交響曲、室内管弦、ピアノ協奏曲など
さらにアンサンブルがもたらすレバレッジ
・相手に迷惑をかけないよう責任感が生まれるので、期日までに課題を練習したり、練習を工夫することで、一人で練習するよりも何倍、何十倍も上達が早くなる。
・アンサンブルで、ピアノ以外の楽器に触れることで、ピアノを客観的にとらえることができるようになる。
・また、ピアノ以外の楽器を経験することで、他の楽器の立場、役割を理解できる ・ピアノという楽器は、アンサンブルのアレンジを考える上で、もっとも有益な楽器 ・他者とかかわることで、客観性、俯瞰力、コミュニケーション能力、協調性が養われる
6.ピアノのレッスンにアレンジ(編曲)が必要な理由
アレンジ(編曲)はクラシック音楽の基本
Halleluja - Messiah KV 572 - Mozart version (Händel)
https://youtu.be/Y6-Iy9zS9Ng
- Mahler Suite for Orchestra, Harpsichord and Organ after J.S. Bach https://youtu.be/E2XC2tZGLmQ
マックス・レーガー:《美しく青きドナウ》による即興曲 シチェルバコフ https://youtu.be/cZ6e1GicyAQ
クラシックの作曲家たちは、当然のように編曲(アレンジ)を行っていた <アレンジをするメリット>
・オリジナル曲を作った生徒さんが、アレンジされた演奏を聴くと喜んでくれる
・自分の作品の素敵なアレンジを聴いた生徒さんは、アレンジに興味を持つ
・アレンジは、様々な楽器、様々な組み合わせ、様々なことを同時進行で考えなくてはいけ ないので、アレンジ作業をすることで思考と行動にレバレッジがかかる
・アレンジを体験することで、レバレッジのかかった音楽の聴き方ができるようになる ・アレンジを行えば行うほど、頭が良くなる
まだまだ、あります。この続きは次回に^^